なりきり断捨離のススメ
断捨離という言葉が定着してしばらく経つ。
私はやましたひでこさんの本を読んでから実行した。元々綺麗好きで、定期的に物を処分していた方だと思うが、本を読んでからの断捨離の仕方は格段に上達したと思う。
ある程度断捨離が進み、もう一踏ん張りというときにはかどらせるコツ。
抽象的な表現になるが、
「理想の自分を明確にする」こと。
理想の生活をしている自分、なりたい自分というのを具体的に決めてみる。
どんな家で、
どんな服を着て、
どんな靴を履いて、
どんな食器を使って、
どんな生活をしているのか。
細かく決めていくのだ。
それを行ってからもう一度クローゼットや食器棚を見てみる。すると、判断基準が変化し、取捨選択の仕方が変わってくる。
私はこの方法で、ずっと保留になっていたものや手放す決心のつかなかったものの判断がつきやすくなった。こんまりさんの「トキメキ」に近いかもしれない。
だけど、トキメキを感じましょう、よりも段階があり具体性を伴うので、トキメキにしっくりこなかった人には試してみてほしい方法だ。
なりきった結果、やはり手放したくないと思えば取っておけばいいのだから、捨てるものを決めるというより、必要なものを選ぶというアプローチができるのもいいところ。
ご縁の光と影
「類は友を呼ぶ」というように、似た者同士はなぜだか引き寄せあう。
共通の趣味を通じて結婚する人もいるし、好きな歌手のライブに通っているうちに友達になったり…。あるいは学校や仕事場でも、同じ家族構成や出身地だったりすると仲良くなりやすい。
あなたの周りにも、離れてもやたら縁があって再会する人や、驚くような繋がりのあった人はいないだろうか。
その偶然の重なりに単純に嬉しくなるけれど、よくよく考えるとびっくりするほど価値観や状況がそっくりだったり、久しぶりの再会でもすぐに昔のように何時間もおしゃべりできたり。
以前の職場で隣の席になった人が、時期はズレても同じ会社で働いていた経験があり、出身校も同じだったことが発覚、旦那さんの地元が私の地元と同じ、などみるみる共通点が出てきたことがある。
まさに「ご縁がある」という、見えないものを肌で感じるような人に遭遇することが、たまにある。
一方で似すぎていて、犬猿の仲になってしまうことも。私の場合は女子分析①〜③に登場した元親友がそうだ。
最初はとても仲良くなれたけど、だんだんとその似ている部分が嫉妬心や競争心を煽るきっかけとなり、最終的には意地悪する側とされる側に。
仲良くできる要因だったさまざまな共通点は、いとも容易く仲違いの要因に姿を変えた。
しかし、やはり似ているからこそ引き寄せあってしまうのか、再び同じ学校に入学し、同じクラスになり、同じグループになった。同じ相手と付き合ったり、同じ芸能人を好きになったり…。やはりここでも目には見えない縁がある。
光と影、長所と短所、ではないけれど、縁というのも表裏一体だ。
違う世界では、仲違いしたあの子とも、ずっと親友のままかもしれない…。
そう考えると、きっとあの子も私の人生に必要な人だったのだ。まあ、普通にムカつくけれど。
それでも、その後の私の信念やポリシーを作るきっかけをくれた相手であることは間違いない。
学歴コンプレックス
という言葉がある。
芸能人もそれを理由に、テレビの企画で受験したりする。(学生や浪人生が本気でやってるんだから、無意味な母数の増やし方は賛成できないけど)
でも「みんなが勉強している時期に、サボった過去への後悔」をなんとなくライトな言葉に変換しているように感じる。
今の時代、どんなに勉強が苦手でも、受験すれば大学へ入ることができる。(金銭面とかは別にして)
言われる前に卑下しておこう、みたいな。今時学歴がないことで損をする場面は多くはないと思うし、大卒でもポンコツは沢山いる。
私は志望校は落ちてしまったので、その時はやはり悔しかったけれど、滑り止めの学校へ行ったからこそ、今の友人たちがいるし、土地勘があるし、結果オーライだ。
綺麗事ではなく、勉強してきたことは無駄にはならないし、卒業後年上の人たちとの会話で重視されるのは、話題の豊富さや切返しのうまさ、教養面であって、学歴そのものを本当にコンプレックスに感じる場面はそんなに多くないと思う。
あくまで、私がみてきた世界の話だけど。
違和感を感じるのは、こういう「なんとなくの言葉」を、切札のように使うこと。
言っておけばなんとかなる感じの、結局どういうこと?という言葉は溢れている。
その言葉を使って、この人は私にどういう返しを期待しているのか。意図は何なのか。
「大人になってついた仕事で、学歴がないことでチャレンジすらできなかったことがあって、それが悔しくて、やはり勉強しておけばよかったな」と言われれば理解できるけれど、
「俺学歴コンプなんで、この程度の給料なんすよ〜」とかは色んなものが省かれていて、何も返事ができない。相手を想定していない言葉だなあと感じる。
そもそも、そういう人は学歴よりもコンプレックスを感じているところが他にあるのだろう。
売り手市場らしい
新卒の頃、とても意地悪なお局と所長の元に配属され散々だった。
歯を食いしばって、寝る間も休みも返上で、必死に頑張った。
それはやるべき当然の頑張りではなくて、余りに上司らに恵まれなかったから、本来やらなくていい努力であったと思う。今の自分の糧になっているし、私にとって無駄なことではなかったと思うけれど、わざわざ受けなくていい類の試練だった。
だから自分が先輩になったとき、新卒に対して無駄な文句を言う人間になるのはやめようと思った。
が、しかし。たまげる。「最近の若い子」
この言葉をまさか自分が使う日が来るとは思わなかったけれど、本当にたまげる。
男女一人ずつ一年目の子がいるのだけれど、期限と要件を指定して送ったメールの返信を、二人とも余裕で無視していた。女の子に至っては「遅くなってすいません。メール読みました。」のみ返事が返ってきて、要件への返事がないのだ!
てゆうか「すいません」じゃなくて「すみません」だし、そもそも「申し訳ありません」だろ?最後には「iphoneから送信」がついてるし。。
外出時、行き先と戻り時間を書くホワイトボードにはしょっちゅう書き忘れるし、机も汚い。配られたお土産も何日も机に出しっ放し。グループラインも既読スルー…。大物すぎて怖い。
二人とも、飲み会のあとの二次会は真っ先に帰る。まぁ、サクッと帰れるなら帰った方いいと思うのだけれど、「サクッと」の早さが尋常じゃない。二人ともいの一番に帰る。
飲み会の企画も先輩まかせな上に、二軒目をみんなが迷っている最中に笑顔で立ち去る度胸、私にはなかったな…。
本当にエピソードを挙げたらきりがないけれど、新卒に限らず、三つ下くらいの子からはもう理解不能な時がある。
よくそんなこと言えるね⁇と、イラッとを通り越して感心してしまう。
注意してくれる人がいないのも、可哀想ではあるけれど、それにしても「注意して育てる」の最初の段階が違いすぎると思う。
先の「すいません」事件なんかは、言葉の使い方から期限を守ること、要件に応えること、こんなことは小学生レベルというか、親が教えるべきというか、いや、ぼーっと生きてきたとしても自然に身につくレベルなのでは?
こんな段階から「注意して育てる」をはじめていたら、それはもう新人教育ではなく子育てか学校の先生だ。
まあそういう人を採用している会社や面接官も問題ありだけれど。
にしても、だ。だってこんなのほんの一部だし、他にも凄い子たちはたくさんいるから…。
うーん、私が歳を重ねただけ??
新人類、恐るべし。
2000年のかっこいいの詰め合わせ
長瀬智也、宮藤官九郎、堤幸彦、窪塚洋介、加藤あい、小雪、山下智久……
誰をピックアップしたらよいのかわからないほど豪華絢爛な、今の時代では考えられない、夢のようなラインナップのドラマ。石田衣良原作の『池袋ウエストゲートパーク』(プロデューサーも磯山晶。本当に役者陣は出ている人全員好きすぎてキリがないので触れないでおこう…)
ドラマ大好き小学生だったのだが、これはリアルタイムでは母に見せてもらえなかった。中学生になってから再放送やDVDで何度も見た。
母がNGを出すのも頷ける過激なドラマだ。が、かっこいい。何はともあれ、かっこいい。全てが新鮮。
タイトルの略し方IWGPも、G-BOYSも、なんと歌っているのかよくわからないSads『忘却の空』も、ダボダボした感じの服装も、マコちゃんが言う、あ〜めんどくせぇ!も。
なんかもーーーぜーーーんぶ!かっこいい!!!!
…思春期の私はもう虜。アラサーになった今でも虜です。
脇を固めるベテラン勢はもちろんだが、若い役者たちもとてもうまい。
今テレビに出ている若手でやろうとしたら寒くなる。キングなんて窪塚にしかできない。そしてしつこいが、長瀬のかっこよさがほんとに半端じゃない。そのかっこよさを言葉で書こうと試みているのだけど、やっぱ無理。
DVDの特典映像のクドカン、とても尖っていた…今は気のいいおじさんだけど。
あの2000年代の空気感が凝縮された色、というのだろうか。面白いでは済まされない。画面を通じて伝わってくる高揚感、エモーショナルな質感、汚いことがかっこいい感じ、裏側にこそ真実があるのではと思わせる、とにかく他にはないドラマだ。
役者陣スタッフ陣の名前を見るだけで興奮してしまうなんて、最近ではないだろう。当時やっていたバラエティ番組や流行っていた歌でさえも、記憶の中でIWGPをもてはやすための根拠となり、ミレニアムを迎えた時代感を味わいたい時に、ふと見返してしまう。
何度見ても興奮覚めやらぬ、最強の「かっこよさ」が詰まりに詰まったドラマである。
女子分析⑥〜社会人になって結婚するのに頭花畑な人多いよな〜
昨年、結婚する友人と久しぶりに会った。といっても、一年は経っていないので、てっきり私の知っている彼とだと思って祝福していた。が、よくよく聞くと話が噛みあわない。ん?誰と結婚すんの??
なんと、出会って半年くらいの新しい彼氏と。つ彼女の実家で同居を始めていた。妊娠していたとかでもないらしい?(…実際していたのだけど。のちのち出てきます。)
…へぇ。まあ我が家じゃ考えらんないけど、当人達が幸せならね、と思っていた。
式当日。
とりあえず旦那さんの感じの悪さが半端じゃなかった。入場してきた時、余りにフラフラして下を向いて歩いているから、リハーサルかな?と思った。
私たちが写真を撮りに出向いても、ありがとうございます!とか何もない。
後から写真を見たらぜーんぶ、目線が外れていた。おい、お前のためにこっちはカメラ目線でピースしてんだよ。
最後の新郎挨拶は、ウジウジして「まぁ」というつなぎ言葉が異様に多くて、なんというか恥ずかしがり屋の中学生みたいだった。
ついでに、新郎の大学の友達は「初めて結婚式に参加してはしゃいでいる友人」かと思うほどうるさかった。上司の挨拶の間も食器をかちゃかちゃさせて…。
プロフィールムービーのラスト、
「この場をお借りして皆さんにもう1つ嬉しいご報告があります」
…
会場中が、ドスの効いた、とてつもなく揃った、野太い、
えっ?!?!
というドヨメキに包まれた。
そのムービー内で事細かく出会いからの流れを時系列で記してくれていたから。
出会いからのスピードが尋常じゃない。まだ、妊娠→実家に同居、なら理解できなくもないが、すごいのは実家に同居→妊娠をこのスピードでやり遂げたところ。結婚式だってやることは先に決めていたのだ。
しかも翌月旦那さんの転職が決まり、引っ越すとのこと…いや…2人とも会社の人招待すんなよ……こういう子がいるからゆとり、と揶揄されるのですね。
結婚式を他人のために開いているのか、自分たちの小遣い稼ぎするために開いているのかというのは、よくわかる。
食事に始まり引き出物、細部の演出。年齢的にも場数を重ね、わからない人はいないと思う。なのに、やれてしまう図太さ…
女のグループのすごいところは、こんな結婚式にも、
「素敵な旦那様。〇〇ちゃんを愛してることがひしひし伝わったきたよ😍💞」みたいなことを普通にラインで言えるところ。
超絶無愛想な旦那から、どのようにそんな素晴らしい印象を受けたんだ⁉︎
嫌なことリスト
好きなことや、やりたいことリストはよくある。
去年は「しないことリスト」という物をツイッターやブログでよく目にしたが、そちらのベクトルで「嫌なことリスト」を作ってみる。
生活面
•食べ方の汚い人
•オーバーサイズだったり。シワシワのまま洋服を着たり、真夏に黒タイツを履いたりと季節感のない人
•あらゆる場面において、TPOをわきまえたは行動や服装をできない人
•汚い場所
•大して美味しくないご飯を、うるさく、汚いところで食べること
•臭くて酒飲みがいる電車
•かつての知人、友人を気に留め過ぎること
•女が女に媚びること
•大衆向けすぎる食、物、服、場所
•ランチの場所1つ、何時間も決まらない女子の不毛なライングループ
•過剰な気遣い、遠慮、褒め合い
•寝不足
•体力のない自分
•夫とついついしてしまう激しい喧嘩
•献立を考える
•友達の話しかしない人
•散らかった部屋
仕事面
•机を汚いままにする人
•自分の仕事が忙しいと不機嫌になって周りに気を使わせる人
•効率の悪い仕事の仕方
その他
•誰も得をしない的外れな男女平等論
•寒さや雨
•芸人のコメンテーター
•受信料の概念を放棄して手抜きで番組を作り、必死に民放を真似るNHK
•半端なランクのホテルや旅館のブュッフェ(客が不衛生)
•想像力の欠如したSNS
嫌なことというのは、誰もがはっきりしているのではないだろうか。好きなことほどフォーカスしていないけど。
しかし、好きなことよりも明確でブレにくい指針だと思う。
好きなご飯屋さんが定休日で、まあまあ美味しいご飯屋さんに入るのはいいけれど、汚くて不味いところは絶対に行きたくない。選択肢から外す。そういう意味で基準としてはっきりしている。
これをできるだけ避けられる方法を考えて、なるべく楽しくやりたい。自分のこだわりなどを探すときのヒントにしたい。